©Air Canada
6月27日、カナダ首位で世界14位の輸送量を誇るエアカナダが、カナダで3位、世界では83位のエアトランザットと合併することで合意しました。
エアトランザットは、旅行会社トランザット傘下のレジャー路線を中心に飛ぶ中堅エアライン。エアバスA330、A320シリーズとボーイング737シリーズを飛ばしています。その中で、特筆すべきはエアバスA310を12機も保有していること。最古参は1988年にワードエアカナダで運航開始した製造番号MSN447のC-GTSY型機で、31年も経過しています。ここまで来ると空飛ぶ遺産です。
両社ともにモントリオールが本社のエアライン。エアカナダによるとエアトランザットのブランドは残る方向です。
エアナカダはグループにエアカナダ・ルージュというレジャーエアラインを持っており、傘下に同じ業態のエアラインが入ります。今後はそのすみ分けが決まって行くことでしょう。
北米のエアラインとしてアメリカのメジャーエアラインには追い付けないとしても、カナダの国力からして、もっと規模は大きくなっていいと思います。
今回の合併では、エアカナダのRPKランキングは上がっても1ランクのみです。