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今回の新型コロナウイルスの影響で、エアライン最大規模の経営破綻が南米で起きました。チリを本社とするLATAM航空が、5月26日に米国連邦破産法第11条(Chapter11)を申請したことをHP上で発表しました。
また、同時に再生プロセスも発表されています。Chapter11の特徴は企業再生にあるとおり、事業を継続しながら早期復活を目指すというものです。
LATAMの起源は1929年に設立したチリのLAN空にあり、91年の歴史を持ちます。ブラジルのTAM航空は1976年に誕生し、2012年に両社が合併して生まれたもの。それぞれの歴史は古くても今のLATAMになってから8年しか経過していないエアラインです。
日本にこそ乗り入れていませんが、南米最大の航空会社でもあり、有償旅客キロ(RPK)ではANAより輸送力の大きい世界21位。この規模のエアラインの破綻は、今回初めてです。