エアバスは水素燃料ハイブリッド航空機 ZEROeを発表

エアバス

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©Airbus
エアバスは921日、水素燃料を使う排出ガスの無いゼロエミッション航空機ZEROe」の開発を発表しました。3種類の航空機の外見は、ブレンデッドウイング機以外は特段目新しいものではありません。今回のゼロエミッションを実現するために使われる推進力が水素であることが新しいのです。

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©Airbus  ターボプロップ機

また、その推進装置が水素推進と水素燃料電池を使う水素バイブリッド航空機であることを説明しています。全く新しいコンセプトの航空機の開発プラグラムが開始されるのは2025年で、2035年に就航させる予定となっています。この先2025年まではエアバスのエンジニアに水素技術を習得させる期間と位置付けます。

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©Airbus 
ターボファン機

ターボプロップ、ターボファン、ブレンデッドウイングボディと3種類の航空機はコロナ禍の中で、発表が早くなった可能性があります。今後の航空輸送は、量への決別で質に向かうことが完全に裏付けされました。

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©Airbus 
ブレンデッドウイングボディ機

水素燃料は、体積エネルギーの密度が他の燃料と異なるため、大きな燃料貯蔵場所が必要です。ターボプロップとターボジェット機は後部圧力隔壁の後ろ、デレンデッドウィング機は翼の下部と大容量の水素を収納する場所を確保します。

電動航空機とともに、水素燃料航空機が飛ぶ未来は近くまで来ています。

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