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エアバスＡ３２１ｎｅｏは２０１７年4月にバージンアメリカに引き渡されたばかりですが、このほど同シリーズのＡＣＦ（エアバス キャビン フレックス）を完成させドイツの同社ハンブルグ工場でお披露目しました。エンジンはＣＦＭのＬＥＡＰ１Ａ。
この機体は、将来ロールアウトするＡ３２１ＬＲ（ロングレンジ）機の繋ぎとなるもので、機体後部とドアの設計変更によって現行の２２０席から引き上げて最大２４０席まで設けることができるようにしたものです。
画像を見れば一目瞭然、片側に大きな４つのドアのうち主翼前の大型ドアが翼上の２つの非常ドアに改修されています。Ａ３２０の構造に近いものがあります。
ANA A321-211 JA111A at HND
このＡＣＦ機は２０１８年半ばに顧客エアラインに引き渡されます。また、追ってＭＴＯＷ（マキシマム
テイクオフウェイト）増加型のＡ３２１ＬＲは２０１８年第４四半期に登場します。この型は、床下に第三の燃料タンクを増設し、最大離陸重量を８９トンから９７トンに引き上げたモデルで、航続距離も４，０００ｎｍ（７，０００ｋｍ）へ延びています。
ＬＣＣなどの大西洋超えを意識したモデルで、機体にはニューヨークの自由の女神にパリエッフェル塔をデザインしています。
遠く離れた大西洋ですが、いよいよナローボディー機での横断飛行の就航が迫ってきました。
