©ATR Aircrft
フランスのATRエアクラフトは9月16日、ATR72-600F貨物専用機を初飛行させたと発表しました。2017年11月にフェデックスが30機確定+20機オプションで発注したものです。
この機体の仕様は、メインデッキ前方に2.94m×1.8mの大型貨物ドアを備え、LD3コンテナでは7台、108×88インチパレットでは5ポジションの搭載が可能です。重量ベースでは8.9トン、容積ベースで75.5M3の搭載能力があり、900nm(1,667㎞)の航続距離があります。
©ATR Aircrft
受注は2017年ですので既に始まっていたプロジェクトですが、初飛行が今年になったということで、コロナ禍における貨物輸送を後押しするいいタイミングで引き渡しができることになりました。
日本では生活必需品を本州から運ぶ貨物需要の多い沖縄での使用が考えられますが、RAC琉球エアコミューターはDHC8-Q400CC(カーゴコンビ)を導入しました。鹿児島ベースのJAC日本エアコミューターが鹿児島県離島や那覇路線の輸送に導入する可能性が無いとは言えません。