エミレーツ航空は、9月1日に同社で最後となる3機のエアバスA380を11月に受領すると発表しました。当初の計画では2022年6月の予定でしたが、前倒ししたものです。
この3機は、最近装着を開始したプレミアムエコノミークラスを備えた4クラスの座席を持つ機体で、この仕様は同社で合計6機となります。そして、合計機数は118になります。
エミレーツ航空のティム・クラーク社長は、次のように述べています。「エミレーツは今後20年間、この広々とした最新の航空機の最大のオペレーターであり続けます。エミレーツA380の経験は、製品とサービスを強化するための継続的な投資により、お客様のお気に入りであり続けることをお約束します」。
コロナ禍で他社がA380を手放していくなか、エミレーツ航空はBoeing777シリーズとともにメインフリートであり続ける覚悟を決めています。
2019年実績で有償旅客キロ世界第5位まで昇りつめましたが、2020年はTOP10から陥落。今では、月次実績でカタール航空やターキッシュエアラインズに輸送力の座を明け渡しています。
10月から始まるドバイEXPOで世界からの旅行者を迎え、11月のドバイエアショーで復活の機会を伺っているように思えます。