飛行機好きは空港での滞在時間が長くなります。一般の旅行者が空港は通過地点なのに対し、飛行機好きは空港自体が観光地となるからです。
飛行機をスポッティングする場所は重要であり、空港周辺での撮影ポイントは比較的容易に日本語のサイトで情報を収集することができます。そして空港を観光地とするならば、一歩進んで飛行機の見えるホテルへの宿泊も視野に入って来ます。ただ、どこの宿泊地で飛行機が見えるだどの情報は多いとは言えません。
飛行機を眺めることが趣味として確立されている欧米には、スポッティング情報専門の「Plane Spotting Hotels」というサイトまで存在しています。因みに日本では、伊丹、関西、成田、羽田の4空港の情報が掲載されています。
その宿泊地に温泉があれば、滞在の経験は思い出深いものになりそうです。日本一空港に近い温泉地として名前の知られる函館湯の川温泉で空港ビューを選べる滞在プランを販売開始した温泉ホテルがあります。「望楼NOGUCHI函館」は、旅館協同組合に所属する18軒のホテル・旅館の中の1軒です。
筆者の過去の体験において、湯の川観光ホテル祥苑の展望露天風呂で温泉に浸かりながら函館空港からの離陸機を眺めたことを思いだしました。
函館はもっと航空機ファンに認知されてもいい場所だと思います。私がコラムを連載する航空ファン誌2021年5月号で函館空港を特集していますので、お持ちの方はご覧ください。