
毎年恒例のエアアジア客室乗務員のパフォーマンス
2025年6月17日にフランスのパリで開催された「パリエアショー」のイベントのひとつとして、航空業界で権威ある「SKYTRAX World Airline Awards 2025」の授賞式が盛大に執り行われました。
世界中の航空会社が注目するこの祭典は、ル・ブルジェ空港内の「航空宇宙博物館」にあるアールデコ調の「八本の円柱の間(Salle des Huit Colonnes)」を会場として、華やかな雰囲気の中でイベントが進んでいきます。
航空業界の「オスカー」が決定
この授賞式は、「航空業界のオスカー」とも称されるほどのイベントであり、世界中から500名以上の航空関係者が集まりました。SKYTRAXのエドワード・プレイステッドCEOは、パリ航空ショー会場内の特別な場所での開催を喜んでおり、イベント主催者への感謝の意を述べました。

エアショー会場併設の宇宙航空博物館内で行われました
また、エアインディアの事故を悼んだあと、1919年開港のル・ブルジェ空港の歴史に触れ、1930年のオルリー開港までのパリの代表的な国際空港であったことを紹介。
1927年にはチャールズ・リンドバークがスピリット・オブ・セントルイス号で大西洋を横断してこの空港に到着したことを聴衆に伝えました。

SKYTRAX CEOのエドワード・プレイステッド氏のあいさつ
各部門で輝かしい表彰が続く
今回の授賞式では、多岐にわたる部門で80以上の賞が授与され3時間の表彰のイベント時間がまたたく間に過ぎていきます。最も注目された「ワールド・ベスト・エアライン」には、カタール航空が9度目の受賞という快挙を成し遂げました。

カタール航空のサービス総合力の強さはモンモノのようです。
その他、シンガポール航空が2位、キャセイパシフィック航空が3位にランクインし、ANAが5位、JALが9位にランクインしました。日系エアラインはTOP100にスターフライヤーが92位、ピーチアビエーションが95位に入りました。

ターキッシュエアラインズはDO&COの機内シェフも搭乗しています
また、各地域での最優秀航空会社や、客室乗務員のサービス、機内エンターテイメント、ラウンジなど、細部にわたるサービス品質が評価され、数々のエアラインが栄誉ある賞を獲得しました。
ANAグループの受賞
そして、ANAグループは「SKYTRAX World Airline Awards 2025」において、以下の2部門でNo.1を受賞いたしました。
- World’s Best Airport Services(ワールド・ベスト・エアポート・サービス):空港サービス全般において最も高い評価を受け、12回目の受賞(6回連続)となりました。
- Best Airline Staff Service in Asia(ベスト・エアライン・スタッフ・サービス・イン・アジア):アジアを拠点とする航空会社の中で、空港スタッフおよび客室乗務員によるサービス品質が最も優れていると評価され、10回目の受賞(5回連続)となりました。
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ANAは2部門で最高賞を受賞
ANAグループは、2013年から12年連続でSKYTRAX社の世界最高評価である「5スター」に認定されており、今回の受賞は、日頃からの安全への取り組みと高品質な空の旅の提供が、世界中のお客様に高く評価された証と言えるでしょう。
ANAグループは、「今後もお客様に最高の空の旅をお届けできるよう、一層の努力を続けてまいります」とコメントしました。

SKYTRAX表彰ならではの光景が各社客室乗務員の集合写真撮影です スターアライアンスのエアラインで集合
今回、残念ながらJALの参加はありませんでした。