エアバスは地元フランスで開催されるエアショーに力を入れており、ヘリコプターも含めた全14機を展示しています。
旅客機では、A321Neo、A350-1000にA380の計3機を持ち込んで飛行展示も行ないます。全機種機内を公開しており、A380Plusでは、各種試験機器を搭載する機内で、普段見ることの出来ない様子を見学することができました。アッパーデッキはがらんどう。結構広いことがわかります。
A321Neoは先日ヴァージンアメリカ航空に初号機が引き渡されたばかり。
エアショー会場では、アイスランドのLCCであるWOWエアに欧州初となる同型機を引き渡すセレモニーを開催しました。
WOW Air
CEOのモゲンセン氏は、エアバス社から目の前に展示されているA350-1000の導入の勧めを受け「A321Neoと同価格なら喜んで」と返す一幕もあり、終始和やかな雰囲気でした。
エアショーでの受注状況はA320シリーズでは、確定発注144機を含む合計306機。ワイドボディでも、確定発注12機を含む20機を受注しています。
A350-1000はカタール航空への引渡しを待つばかりという状況です。
機内は2クラス仕様でした。
A380の展示はやはりその存在感が圧倒的で、エアショーに華を添える意味もあります。初飛行から12年、初就航から10年の年月が経ちました。
A380Plus(F-WWDD)を地上展示し、受注に向けた活動を開始しました。ボーイングと共に大型機マーケットでは苦戦していますが、このリニューアル機がどこまで市場に受け入れられるでしょうか。