JALグループのジェイエアが新規導入したエンブラエルE190型機が5月10日に初就航を果たしました。
今まで、日本へのEジェットの導入はE170シリーズ27機でした。
J-Airで17機、FDAフジドリームエアラインで10機(E170が3機にE175が7機)です。
そこに、ひと回り大きな95席仕様の新型機の導入となりました。
E190シリーズではエンジンも大型化され、CF34-10Eエンジンは
35%も推力がUPしています。
リージョナル機で大型機を望めば、100席以上には納入実績の多いボーイングやエアバスもありますので、難しい機種選定になります。
それでも、今後MRJも含めて増えるこのクラスでの増機は、エンブラエル社への信頼の現われであると思われます。
このクラスの機体での上級シートはありませんでしたので、1-2配置5列15名のJクラスは人気を得るものと思われます。
エンブラエルは、1969年に創立したブラジルのグローバル企業です。
1999年にEジェットを送り出して以降、世界50カ国の70社に1,700機以上の受注を得て、1,200機以上の納入を果たしています。
エンブラエルと言えば、1986年にカナダのエアショーで見た軍用機の「ツカノ」ターボプロップ機が記憶に鮮明です。
あのメーカーが、今の時代に最先端の旅客機を製造している事実に嬉しくなります。
100席前後のエアラインマーケットは、この先もし烈な競争のある市場です。
MRJも試験飛行を急いでいますので、いい競争になることを願っています。