バンコクのタクシー乗車顛末記 (後編)

バンコク


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順調だったのは、高速を降りる頃まで。

その後の走行が、なんとも怪しい感じになってきました。

同じ場所を何度も走る、Uターンが多い。ホテルに電話をして道を聞いている。

このドライバーは場所を知らないのではないだろうか。

不安が頭をよぎります。

リバーサイドのホテルなので、チャオプラヤ川を渡るはずが、一向に越える気配がありません。そのうち陽も暮れて、ヘッドライトのつく時間となりました。

平日の夕刻の通勤の帰宅ラッシュにも巻き込まれ、信号を待つ回数も多くなりました。信号が変わらず、全く車が動かない時間も多くありました。

3度目のホテルへの電話で、ようやく場所がわかったようです。

ドライバーは、何度も謝ってきます。疲れてもいますが、可哀想になってきました。

ホテルに近いと想像する場所でも、Uターンすることがありました。

ホテルに到着したのは、空港を出発して2時間45分後のこと。

メーターは、平均値の倍は超えていました。

さすがに、そのメーターを払う気にはなれず。

ドライバーは「こんなになったから、いくらでもいい」とは言いますが、長い時間付き合って貰ったこともあって、2割ほど引いた金額を支払うこととなりました。

ドライバーは、ホテルからお客様を乗せたにも関わらず、悠然とホテル内のお手洗いに消えて行きました。

到着後にゆっくり記念撮影でもしようと思った気持ちも萎えてしまい、このような画像だけとなりました。

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市内とドンムアン空港の距離は22㎞程度。

時速8km/hで来たことになります。ジョギングの速さではないですか。

因みに、帰路は時間と値段は満足のいくものでしたが、後席にシートベルトはありませんでした。そして、ドライバーは二つの区間にまたがる高速走行の途中で下道に降りてしまいました。

どうするのか見ていると、ガソリンスタンドに入り、悪びれも無くトイレに向かいます。

運転のプロはいるのだろうか、恐るべしバンコクのタクシー事情。

次回からは、タクシー配車アプリを使うようにします。

 
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