キャセイパシフィック航空のジャンボジェット
ボーイング747-467
機体番号B-HUJのラストフライトから1週間が経過。
そのフライトは何度振り返っても爽やかな気分になります。
コラムの容量で掲載できなかったエピソードを取り上げます。
羽田空港でのセレモニーは出発の142ゲートで、ホテルのバンケットで行われるような搭乗客へのドリンクサービスが斬新でした。
9月に赴任したばかりの日本支社長ライオネル・クオック氏のスピーチは実体験にもとづく、ジャンボジェットへのオマージュも含まれています。
南アフリカへの赴任の時に搭乗したジャンボは、自分を未知の世界に連れて行ってくれた。又、帰任の時のジャンボは自分を我が家へ連れ帰ってくれたという内容です。人生の節目にはジャンボがあったとのこと。
今のキャセイパシフィック航空のキャッチフレーズ「Life
Well Travelled」をジャンボジェットで経験された、好例です。
お客様だけでなく、社員にも人気のあった機種です。
「旅客型B747-8Iの導入計画は無かったのでしょうか」と。
回答は、「勿論、検討はしましたが、弊社では貨物機でのみ経済性を最大限に発揮できる機材と判断し、旅客型の導入は見送りました」とのこと。
周知の事実ながら、やはり寂しい。
機長への花束贈呈もあり、イベントは最高潮へ!
乗客
全員への心のこもった搭乗記念品が配られて、出発準備が整いました。
これだけの大掛かりなイベントを滞りなく進めただけでなく、定刻に出発できたのは凄いことです。
後編へ続く