トランプシャトルに乗った

ボーイング

 TRUNP

アメリカのデレギュレーション(規制緩和)の後、誕生しては消えたエアラインも多い中、3年の短命だったのがトランプシャトル。

不動産王のドナルド・トランプの経営で、イースタン航空の東海岸主要都市間シャトルを引き継いだのです。

ニューヨーク・ラガーディアからボストンまでボーイング727-200に搭乗しました。

ラガーディアに着くと、先進的なチェックイン機が迎えてくれました。   当時は、機械だけの搭乗手続き自体が珍しい時代です。

画面案内通りに進めると、ボーディングパスが出力し、手続き完了です。

早めに着いたので、ゲートに進み機体を眺めようとすると、既に多くのお客さんがいるのです。同社の売りは、シャトルでは短いフライトタイムを逆手に取って、ゲートでサービスしてしまおうというものでした。

新聞、コーヒーにパン類が多く用意されています。

皆、思い思いに明るく朝陽の差し込むゲートに座り、朝食を楽しんでいます。

かなり搭乗者も多いと思ったものです。

機内でのサービスを簡素化できると同時に、ゲートでのサービスは搭乗客も早くチェックインしますので、ディレー予防に繋がります。

その後、他社で定着しなかったのはどうしてでしょう。

個人的には、機内食は機内で食べてこそと思います。

窓際に座って、刻々と変わる大地の様子を眺めながら、食事するなんて航空旅行の醍醐味ですよね。

機体は、トランプシャトルの塗装でしたが、機内は新装備ではなく、イースタン航空仕様のままでした。その旨のアナウンスがあったのが印象的でした。

是非次は、新仕様の機体でお待ちしていますと。

1時間程度のフライトタイムですし、サービスは終わっていますので、機内では供食ではなく、新聞や雑誌の提供に留まっていました。

出発ゲートでの先進性に比べて、機内のサービスが平凡だったのが記憶に残ります。
 

このブログを用意していると、プロフォトグラファーのチャーリイ古庄氏が、同じ話題を提供されていました。


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