10月に東京で開催の国際航空宇宙展JA2016会場で見た、アメリカのシーラス社をご紹介しました。
中国でも、同社のブースがあったので話を聞いてみました。
この地で販売を開始して10年。累計販売数が100機を越えたとのこと。
まだまだ数は少ないので、これから伸張していくのでしょう。
これだけの機数なので中国では生産しておらず、米国から船便で部品を運び最終の組み立てのみをAVIC(中国航空工業集団公司)に委託しているスタイルです。同社の中国事務所も未だ開設されておらず、アメリカ本社に中国担当がいるにとどまっています。
それでも地上展示を持ってきており、中国での販売に期待がかかります。
担当者が胸を張って伝えてくるのは、同社の最新鋭機Vision JetのFAA型式証明がつい先日の10月28日に取得できたとのこと。
エアショーへの大きなお土産になりました。
自家用ジェットの普及に大きく前進です。
同社のパラシュートシステムが使われた中国での機体生還の履歴を聞いてみますと、実際に1機がパラシュートシステムで生還し、3人の命が救われたとのこと。
画期的なこのシステムを搭載したシーラス機は中国市場で認知された様子。
2年後の航空ショーで販売数を聞くのが楽しみです。