全日空中国線定期便就航の日

国際航空路線


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一番右は当時の社長近藤秋男氏、右から二番目 岡崎嘉平太氏

 

全日空が成田空港から大連経由北京線を開設して今年で30周年。

就航当日1987年4月16日の成田空港の様子を振り返ってみたいと思います。

当日の成田上空は雲一つ無く見事に晴れ渡っていました。

NH903便成田発大連経由北京行きトリトンブルーのトライスターL-1011 JA8521がゲートで出発を待っています。機体の表記は、ANAではなく全日空。

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出発を前にセレモニーが始まっています。

記念のスピーチでは、全日空二代目社長岡崎嘉平太氏の悲願の路線開設であったことが披露されました。同氏の誕生日を選んで就航日にしたという経緯があり、テープカットの後には花束を手に就航初便に搭乗していきました。

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今年、日中国交正常化40周年の節目の年でもありますが、調印した田中角栄と共に国交正常化に尽力した岡崎嘉平太の功績は大きなものがあります。

時の中国周恩来首相とは昵懇の仲となったことが正常化促進に繋がりました。

退任後20年も経った後の中国線就航実現に胸に込み上げるものがあったと想像できます。

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嬉しそうに乗込む搭乗客には、客室乗務員から記念品が贈られます。

今では懐かしいテレホンカードも含まれていました。

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