ルフトハンザドイツ航空の最新鋭機、エアバスA350-900型機が羽田⇔ミュンヘン線に就航を開始しました。12月2日には就航初便出発前にゲートでセレモニーが行われました。
従来のA340-600型機の4クラス297人乗りから3クラスの294人乗りへ。全長が8.5m短くなっていますが、搭乗客数は3人減っただけ。
ファーストクラスが無いことも影響していますが、XWBエクストラワイドボディーと言われる胴体径の太さのお陰です。
旅客搭乗前に機内見学会が実施されました。コックピットでは、セレモニーにも出席したキャプテンが出発前の笑顔を見せます。
ビジネスクラスには、ドア付近に二段でスナックやドリンクを置けるセルフサービスコーナーが新設されていました。
二つのコンパートメントに分かれているので、2列存在する最前方座席の前には雑誌置き場があります。デジタル化推進と言えども、雑誌の存在は長距離フライトには有難いものです。
プレミアムエコノミーは、2-3-2配列で3列。胴体径が0.31m太い350機で340機と同配列なのは余裕があっていいですね。
一番変化のあったのはエコノミークラス。ジャーマンデザイン賞を受賞する同社の自信作。デザインが一新され、人間工学の先端を行く設計でブルーのグラデーションでまとめられたシートは長時間でも快適に過ごせそう。
最後部のギャレーで出発前に忙しい中笑顔を見せてくれた客室乗務員がいました。
満席のお客様を乗せたLH715便は、定刻にDランウェイより離陸していきます。遠くに見えた翼のウィングレットが少し誇らしげでした。