ベトナムに新たなエアラインが誕生

ニュースリリース

A321neo-BAMBOO-AIRWAYS
©Airbus

ベトナムは現在、ベトナム航空・ベドジェットエア・ジェットスターパシフィックの3つの航空会社が運航中です。人口1億人の国にしてはエアラインの数が少ないという理由から新たなエアラインを計画中なのはFLCグループ。

 不動産、ハイテク、金融、旅行と幅広く事業を展開するグループ企業で、新規就航させるのはBamboo
Airways(バンブー エアウェイズ)です。2019年の運航開始を目標に業務を開始しています。

 今年2018年の3月26日にはエアバス社から21機のA321Neoを購入するMOU(覚書)を交わしました。

この6月25日には20機のボーイング787-9を導入する意向(コミットメント)を発表しました。A321で国内線を手始めに、787-9で中国・韓国・日本への就航を目指しています。その後、欧米へのフライトも視野に入っており、当初より壮大な計画が立てられています。

 バンブーエアウェイズはその設立の主旨として台湾、韓国、タイの3か国を例に挙げてそれぞれ3千万人、5千万人、6千万人の人口の国にエアライン数はそれぞれ3、4、10あり、ベトナムは新規エアラインの成功する余地があると述べています。フルサービスとLCCのいいところを取ったハイブリッド型を目指すとのこと。

 1956年設立のベトナム航空は、現在96機の機体を運用中。ナロー機材はA321を中心に61機。ワイドボディーはA350、787-9を中心に34機があります。ワイドボディー機で比べても、新会社はいきなりベトナム航空の6割近くの機材を導入するとは大胆な戦略です。

 グループ内で旅行、ホテルを手掛け相互に補完ができて親和性が高いものの、

日本のLCCの設立を見ると、徐々に規模を拡大するのが常道と思う身には冒険にも思えます。日本にも就航しそうな規模の大きいエアラインの誕生です。

ハイブリッド型とのことで、どんなエアラインになるのか来年の就航が楽しみです。

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