ベトジェットエア日本線定期便就航3路線目は成田空港からでした。1月11日の初便に搭乗した訳ですが、そこで嬉しい発見がありました。日本人の副操縦士が乗務していたのです。客室乗務員の機内アナウンスでは、副操縦士は「Masaki」と紹介があり、その後ご本人のアナウンスで苗字が福井さんとわかりました。
当該便は客室乗務員に日本人がおらず、日本語を話すベトナム人だったので心強さを感じました。コックピットからの日本語アナウンスを聞きながら、航空大学校出身の経歴だろうかなどと普通に考えていました。
伺ってみると、ホーチミンをベースとする生活をしているとのこと。パイロットへの経歴は、アメリカ、ロサンゼルスのトーランスで飛行訓練を受けたあとにパイロット訓練生としてベトジェットに入社しました。現在の飛行時間は2,000時間。実は、日本ではITの会社を興したことのある経歴を持ちます。ハイテク機の操縦に役立つ部分もあるのかも知れません。急激な成長を遂げる会社に所属するダイナミズムを感じながらも、早過ぎるテンポに戸惑いもあるとのこと。そのリズムが整えば、素晴らしい成長をしていくことでしょう。華麗なる転身の福井さんを紹介することで応援になればいいのですが。
今までベトジェットエアは、フルサービスキャリアのベトナム航空を追っていく立場でしたが、新興の「バンブーエアウェイズ」も就航を開始したばかりで追われる立場にもなりました。ベトナムの空が一段と熱くなっています。