©️avatar airlines HPより
アメリカでBoeing747を使用する新しいLCCの構想があります。
社名は、「avatar airlines」。フロリダのボカラトンに本社を置き、当初Boeing747-400型機を4機からスタートさせます。運航開始後1年で8機、3年目までに新しくBoeing747-8Iを発注し、30機体制にするとのこと。
ビジネスクラス42席(Upper)、エコノミークラス539席(Main)とし、6つの収益構造で経営を安定させます。その6つとは
1.航空券販売
2.貨物
3.機内食
4.IFE(コンテンツ販売)
5.広告媒体(機体)
6.Vacation販売(恐らく旅行など)
と表明しています。
就航路線は、アメリカ全土に広がる14の大都市で、ハワイを含んでいます。
長距離機の特性を活かし、ニューヨーク⇔ロサンゼルスなどを含む幹線です。
©️avatar airlines HPより
収益の中で詳細に語られるのは、広告媒体としての航空機。機体全面広告を1機1年契約して25万ドル(110円換算で約2,750万円)や、シートテーブルに広告を出して、4か月では4.2万ドル(約460万円)など。ざっと見ても新味はありません。
©️avatar airlines HPより
何故747なのかの説明は、広々とした客席で多くのお客様を乗せればシート当たりのコストを低く出来て、格安運賃が実現できるとのこと。運賃はいつでも$19~$99(約2千円~1.1円を万円を目指すようです。
このところ、米国のエアラインはメジャー3社+数社のフルサービス+LCCで構成され、すみ分けができて黒字体質です。大都市間輸送とは言え、747が毎日埋まるマーケットなのでしょうか。
avatarとは、分身や化身などの意味。虚像がそのままで終わってしまわないか心配です。
私はかなり懐疑的に見ています。