ベトナムに新エアライン設立の動き

航空業界

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ベトナム航空のA350-900型機 成田空港にて

ベトナムで新たなエアラインの設立計画が持ち上がっています。ヴェトラベル航空と言って、ベトナム旅行大手のヴェトラベルが立ち上げるもの。当初の使用機材はエアバスA321もしくはBoeing737です。もう1社はATR72を就航予定のティエンミングループのカイトエアです。

 ベトナムに認可されたエアラインは現在5社。ベトナム航空とベトジェットエアが主な市場を分け合っていますが、新興のバンブーエアウェイズが就航を開始し、長距離路線も狙います。ジェットスターパシフィックとベトナムエアサービスカンパニー(VASCO)が続きます。

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ダナン空港でのバンブーエアウェイズA321型機(奥)
 

ベトナムには多くの航空輸送利用者がいるというデータがあります。OAGが発表する世界で最も混雑する航空路線TOP10で国内線部門4位に入るのがハノイとホーチミン間です。年間約1千万席が提供されています。数字の近い第3位は日本の羽田と福岡間で1.1千万席ですので規模感はわかると思います。

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ベトジェットエアのエアバスA320型機
 

そのような中、ベトナムの航空市場では今年20201月にはビングループのビンパール航空が設立断念を発表したばかり。

 国土が細長く航空路線の重要さは理解できるものの、コロナ禍の中、ベトナムにこれほど多くのエアラインが必要なのか疑問に思います。

    

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