米国フロンティア航空とスピリット航空が合併へ

ニュースリリース

201909-frontier-woodson-4983
©Frontier
米国を代表するULCC(ウルトラローコスト)2社の合併が発表されました。

デンバーを本拠とするフロンティア航空とフロリダのフォートローダーデールを拠点とするスピリット航空は、27日に両社合併の合意に至ったと伝えています。

両社は利用者のメリットとして

・年間10億ドルの消費者節約を実現します。

・補完的なネットワークを介して、19か国の145を超える目的地への11,000便以上のフライトを提供します。

・より多くの超低運賃を提供するために350機以上の航空機を運航します。

・南北アメリカ、カリブ海全域のサービスの行き届いていない都市への新しいルートを追加することにより、超低運賃へのアクセスを増やします。

などと伝えています。

Spirit_A319_Exterior_1_NewLivery
©Spirit 

また、両社にとってもメリットは

2021年の結果に基づくと、同社の年間収益は約53億ドルになります。

・完全な統合が完了すると、年間5億ドルの運用シナジーが実現することが見

込まれます。

・統合された航空会社は、統合ベースで2021年末の時点で約24億ドルの現金残高を持ち、財務プロファイルが強化されると予想されます。

と発表しました。

2020年実績ではアメリカBIG4の次の輸送力(RPK)を持つアラスカ航空に肉薄する米国6位、世界24位の輸送力を持つスピリット航空。次点となるジェットブルー、スカイウェスト航空に次ぐ米国9位で世界43位のフロンティア航空ですので輸送力を合わせると、アラスカ航空を超える米国第5位、世界18位のエアラインの誕生となります。

この数字は、ANAJALを合わせた輸送力に匹敵します。アメリカでの大型合併。企業文化の違う2社がどう融合するのか成長が楽しみです。

タイトルとURLをコピーしました