カンタス航空は、スーパームーンを鑑賞する遊覧飛行をシドニー空港発着で行なったと発表しました。5月26日の19:47に出発したボーイング787‐9型機(VH-ZNE)はシドニーから東岸の海上を高度43,000ft(13,000m)を平均500kt(926㎞)の速度で巡行し、2時間41分後の22:28に着陸しました。
カンタス スーパームーン サイエンティック フライトと名付けられたこのフライトのチーフテクニカルキャプテンのアレックス
パッセリーニ氏は、「シドニー海岸から465㎞はなれた場所に空域を確保してフライトしました。両側の座席のお客様にゆっくり月を鑑賞して貰おうと一連のターンを実行しました」と答えました。
14歳の高校生から90歳のカンタス航空元客室乗務員らを含む乗客は「スーパームーンケーキと宇宙カクテル」でもてなしを受け、天文学者のヴァネッサモス博士の解説を受け、室内灯の消された機内から月の鑑賞を楽しみました。
このフライトは、炭素排出量の100%が相殺されゼロ排出量で運航されたもの。
次のスーパームーンの出現は2033年。その頃には、「コロナ禍のスーパームーン機内鑑賞は特別だったね」と参加者が言っているような気がします。