鳥海高太朗さんの著作「天草エアラインの奇跡。」が出版されました。
1998年創立の会社ですので、スカイマークやエアドゥといった新規航空会社にばかり目が行っていた頃です。小さなエアラインだったのですが、しっかり成長していたのですね。
読む前は、一人の社長の成功物語と考えていたのですが、実際に読んでみてそれだけではないことが丁寧に書かれており、爽やかな読後感で一杯になります。
とにかく、人ありき、そして廻りの協力があってのことと、読むほどに理解できます。
表紙の写真が、社員の笑顔であふれていていいですね。
大手航空会社とは基準が違い過ぎるので、比べることは意味はなさないのですが、小さいからこそ社員は皆が部署を超えて仕事できることでいい方向に進んだことがわかりました。
海外の航空会社には多くても日本のどの航空会社にも無かった成功物語。
この本を読んでみて、日本のエアライン産業も今後が益々楽しみになりました。