© Cathay Pacific Airways Limited
キャセイパシフィック航空は7月15日、ワイドボディ機のみだった機材構成に新たにエアバスA321neoナローボディ機を導入したことを発表しました。初めての商用フライトは、8月4日に香港から上海の予定で、8月中に広州、杭州、南京、青島、高雄、台北へのフライトにこの機材を配備する予定です。
キャセイパシフィック航空はすでに4機のA321neoの納入を受けており、2021年後半にはさらに2機を受け取る予定です。2023年末までに合計16機のA321neoを保有する予定です。航空機の座席数はビジネスクラスで12、エコノミークラスで190の合計202席です。
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CEOのオーガスタス・タンは、次のように述べています。ナローボディ機A321neoは、当社のフリートに新しく追加されたものであり、お客様に世界で最も楽しい短距離体験を提供する一連の新機能が設計および装備されています。より多くの地域ルートにA321neosを導入し、お客様をお迎えできることを楽しみにしています。」
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A321neoは、新しく設計されたリージョナルビジネスクラスの座席を搭載した最初の航空機です。この次世代のシェルリクライニングシートは、最大限のプライバシーを実現する仕切りスクリーンを備えた繭のような感触を提供し、15.6インチの4K Ultra-HDパーソナルTVスクリーンは多くの機内エンターテインメント体験を提供します。
一方、エコノミークラスの座席には、11.6インチの4Kパーソナルテレビ画面、ゆったりとしたリクライニング、快適なシートクッション、新しい調整可能なヘッドレストが備わっています。
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本機材は、元々グループのキャセイドラゴン航空で発注されたものでしたが、コロナ禍の影響を受けて2020年10月21日付けで運航停止していました。国際線のみのキャセイパシフィック航空はワイドボディ機だけを運航する世界でも珍しいエアラインでしたが、コロナ禍での構造改革が進み、近距離国際線には今後ナローボディ機が増えていくことでしょう。