カンタス航空長距離フライトの秘密を探るオーストラリアの旅へ

カンタス
関西空港でシドニーから到着するエアバスA330-200

関西空港でシドニーから到着するエアバスA330-300

カンタス航空で世界一の距離になるシドニーとロンドンを結ぶ定期航空路線が2024年の年末にもスタートします。この路線を開設するのにカンタス航空は社内にプロジェクトサンライズを立ち上げ、乗客に対する身体的影響や、サービスの改善の為の研究を重ねてきました。

関西空港でシドニーから到着するA330-300

17,000kmを超えるこの距離は19時間もの飛行時間になり、使用できる機材をボーイングとエアバスで検討した結果、エアバスA350-1000型機が選ばれた経緯があります。

カンタス航空は、この機材のインテリアを公開し、運航中で最小の238席を装備した機材であると宣伝します。この時間は、現在運航中の東京⇔シドニー間の倍ほどの距離になります。

シドニー空港のShep’s Moundにて写真を撮りました

このプロジェクトについては、プレジデントオンラインの拙稿に詳しいのですが、さらなる秘策を探りにカンタス航空の本社を訪問してみようと思いました。

HARS歴史的航空機修復協会のボーイング747-438 主翼に乗れます

筆者が前回シドニーを訪れたのは関西空港から2018年3月のこと。関西空港とシドニーを結ぶ路線は2017年12月に開設しましたが、コロナ禍で運休。今回、2023年冬スケジュールで羽田空港にダブルデイリーになったこともあり、再度取材に出向く事になりました。

羽田空港でのカンタス航空は、シドニーから朝に就いた機材が夜間出発まで留め置かれる運用でしたが、今冬からはそれぞれ朝夕便の折り返し運航になり便利になりました。他路線のメルボルンとブリスベン往復便は成田空港を発着します。

当時、シドニーで向かったHARS(歴史的航空機修復協会)に再訪します。当時から予定されていた俳優ジョントラボルタの所有するボーイング707-138Bの寄贈は実現しておらず、機体は今でも米国にて整備されています。オーストラリアの地で安住する日も近い事でしょう。

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