Photo by James D Morgan/Qantas.
ロングフライトの定期路線開設が新たな時代に入ろうとしています。私の過去の執筆でも、旅客機の世界最長フライトを取り上げており、旬な話題で興味深いです。
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このほど、カンタス航空が手掛ける超長距離フライトのプロジェクト・サンライズという名の試験となる第一回目の飛行が無事終了しました。新たな新造機を各エアラインの基地まで輸送するのはデリバリーフライトと呼ばれますが、今回はルートを変えてこれを利用しました。
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フライト概要は、ニューヨークJFK国際空港からシドニー空港までBoeing787-9型機(VH-ZNI)QF7879便で49人の旅客役の関係者を乗せて19時間16分のフライトでした。将来の定期便就航に向けて、多くの試みを行なっています。健康状態の向上、時差ボケの解消、乗務員の休憩時間の検証など多くの項目がありました。
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今後、ロンドンからシドニーへのフライトも行われ、人体への影響抑える工夫をした超長距離便が開設されます。
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ここで想い出すのが、カンタス航空が過去にBoeing747-438型機(VH-OJA)で行ったロンドンヒースローからシドニー空港への最長フライトの話。
今から30年も前の1989年、シティ・オブ・キャンベラ号は23人の旅客を乗せて20時間9分の記録で到着し、現在この機体はHARS(歴史的航空機修復協会)で保存されています。
Photo by James D Morgan/Qantas.
時代を超えて、いよいよ定期便の開設にこぎつけようとしています。夢のある話ですね。まもなく人類は、地球半周をノンストップで飛べる時代を迎えます。
これは、地球上では直行便で行けない場所はないということなのです。