憧憬のカンタス ファウンダーズ ミュージアムへ

カンタス
カンタス航空初期のジャンボジェット2階に作られたキャプテンクックラウンジ

カンタス航空初期のジャンボジェット2階に作られたキャプテンクックラウンジ

カンタス航空のボーイング747ジャンボジェットはオーストラリア国内の2か所で保存される羨ましい環境にあります。HARS(歴史的航空機修復協会)に保管されているのはボーイング747‐438なのですが、ボーイング747‐238B(VH-EBQ)を持つのは、カンタス ファウンダーズ ミュージアム(QFOM)です。

カンタス航空の名前の由来は、クイーンズランド・ノーザンテリトリー 航空サービスになりますが、その創業地がアウトバックと言われるロングリーチにあることは日本ではあまり知られていません。広大なオーストラリア大陸のクイーンズランド州とノーザンテリトリー準州を拠点とする地域を結ぶ物資輸送の航空会社として誕生しました。

QFOMの敷地に入ったところ

初期の航空路の基点となるブリスベンから北西方向に1,100km内陸にロングリーチ空港(LRE)があり、その一角にQFOMは建っています。この地を訪問するのに、カンタス航空では一般的にブリスベンから一日1便のカンタスリンク便で行くことになります。

搭乗したDHC-Q400は途中ブラッコール空港(BKQ)を経由し、新たな搭乗者を乗せてロングリーチに向かいました。空港に着くと、QFOMの場所はすぐにわかります。小さな空港で、ジャンボジェットが置かれていればそれは目立ちます。ボーイング707、ロッキード スーパーコンステレーション、DC-3と4機の機体が見えています。

屋根の中で一番高い場所から

ここでは、カンタス航空初期の頃の航空機は屋内に大事に展示され、サービス品や客室乗務員の制服、ジャンボジェットのラウンジまで、貴重な資料が多く用意されています。

都会にある博物館ではなく集客するために、工夫された貴重な展示品の数々が来場者を迎えます。

ロッキードスーパーコンステレーションです

行程を決めてから知ったのですが、この両都市を結ぶ鉄路もありました。1300㎞あまりを26時間で結ぶ寝台列車があります。クイーンズランド鉄道株式会社によって週2回運行しています。この鉄道旅も良さそうですね。

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