全米5位の輸送力を持つアラスカ航空が史上最大規模の機材発注を発表

ボーイング
アラスカ航空の新塗装をまとうボーイング787-9

アラスカ航空の新塗装をまとうボーイング787-9 ©Alaska Airlines

アラスカ航空は、同社の歴史において最大となる航空機の発注をボーイング社と合意したことを明らかにしました。この決定は、同社の将来的な成長戦略を確固たるものにするだけでなく、長年にわたり強固な協力関係を築いてきた両社のパートナーシップをさらに深化させるものです。今回の発注により、アラスカ航空は運航効率の向上と環境負荷の低減を同時に実現し、ネットワークの拡大を加速させる方針です。

アラスカ航空のボーイング787‐9 ©Alaska Airlines

全米第5位の輸送力を強固にする成長戦略

アラスカ航空の規模は、世界的に見ても非常に大きなものとなっており、それを日系エアラインと比較してみましょう。2024年時点での同社の輸送力(RPK:有償旅客キロ)は863億RPKに達しており、これはANAが記録している810億RPKを上回る規模です。

さらに、グループ化したハワイアン航空の輸送力である287億RPKが加わることで、更に強固なものになります。両社のリソースが統合されることで、アラスカ航空グループはサウスウェスト航空に次ぐ全米第5位の輸送力を維持し、メガキャリアに比肩する存在感を示すことになります。今回の史上最大規模の機材発注は、この拡大したネットワークを支え、さらなる成長を牽引するための不可欠な投資といえます。

今回の合意は、ボーイング737 MAXファミリーの追加発注として737-10を105機とワイドボディのボーイング787を5機発注が含まれており、アラスカ航空の多様な路線網に柔軟に対応することが可能です。

アラスカ航空のボーイング787‐9 ©Alaska Airlines

シアトルを拠点とする両社の深い絆

アラスカ航空とボーイングの提携は、単なるビジネス上の取引を超えた特別な意味を持っています。アラスカ航空はワシントン州シアトルに本社を置き、ボーイングもまた同地を商用航空機部門の主要な拠点としています。同じ地域に根ざす企業として、両社はシアトルの経済発展と雇用創出において極めて重要な役割を果たしてきました。

歴史的に見ても、アラスカ航空はボーイング機の主要なオペレーターとして歩んできました。今回の史上最大規模の発注は、地元コミュニティへの貢献を継続しつつ、グローバルな航空業界においてシアトルの存在感を高める象徴的な出来事といえます。

アラスカ航空のボーイング787‐9のお披露目 ©Alaska Airlines

顧客体験の向上と今後の展望

アラスカ航空によるボーイング機の大規模発注は、同社の成長への強い意志と、ボーイング社との揺るぎない信頼関係を改めて示すものとなりました。ハワイアン航空との統合を経て、全米屈指の輸送力を手にするアラスカ航空。シアトルという共通の故郷を持つ両社が手を携えることで、航空業界の未来はより持続可能で、より豊かなものへと進化していきます。最新鋭の翼を得たアラスカ航空が、これからどのような新しい空の旅を切り拓いていくのか、業界内外から大きな期待が寄せられています。

アラスカ航空のボーイング787‐9(手前)とボーイング737-Max10 ©Alaska Airlines

 

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