今は無きブラニフに乗ると

搭乗記
過去のアメリカ搭乗記

 bn dc862

伝統のパンナムに相対するような航空会社が革新的なブラニフです。

フライングカラーと呼び、機体毎に違う塗装を施し、乗務員にも派手な制服を着用させていました。

同社の路線で目的地になる場所がなかなか見付かりません。

全世界の航空路線を網羅した時刻表でABCとOAGがあったのですが、出発地から引けるABCを好んで使っていました。

インターネットの無い時代は、この時刻表が唯一の情報源です。


ある日、旅行行程の一部が決まらず、その中にブラニフの就航する区間がありました。ロスアンゼルスからサンフランシスコです。

搭乗機は、青いDC-8-62でした。

ツートンの原色カラーは、カリフォルニアの青い空には似合います。

機内は、落ち着いた青にベージュの背カバーのあるシートで、頭頂部横には、空調装置が装備されています。


DC-8の好きなところは、姿もそうながら、窓が広い事です。

カリフォルニオアの青い空を眺めながら、サンフランシスコに向かいました。

1時間少しの短時間では、なかなか特徴は掴めませんが、機内は思ったほど派手ではありません。

サービスは、当時のアメリカ国内線としては普通のナッツとジュース。

ナフキンにロゴが入っているので、大事に頂きます。

サンフランシスコに到着し、いつくかのブラニフ機が見えます。青も濃いものと、薄いものがあり、カリフォルニアの空に似合う素敵な機体でした。    

bn dc8 cabin

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