フランスは、アメリカに比べて航空の香りが少ないかと思いきや、エアバスの工場があったり、二年に一度のエアショーが開かれる場所でもありなかなかのものです。探せば、航空通をも唸らせる場所があります。
エールフランス(以下AF)の本社はシャルル・ド・ゴール空港の近くにありますが、市内にも一部の機能が残されており、シャンゼリゼ通りからほど近いビルの地下の一角にミュゼエールフランスと呼ばれるエールフランスミュージアムがあります
というのも、実際の展示施設では無く、どちらかと言えば売店といった場所です。職員が数名いらっしゃり、航空機を愛している同好の士のとしての波長が伝わって来ます。
AFらしく、コンコルドのコレクションも多く、写真、絵画や書籍など色々な形で残されています。
壁には、就航地のイラストポスターが掲示されており、多くの作品を見ていると、ミュージアムと名乗る事に違和感はありません。
素晴らしいなと思って購入したのは、過去からの機材や、就航地を写真やイラストで掲載する本です。ルートマップやチケットケースなどのお宝をページのあちらこちらに付録のように挟み込んでいるのが楽しくて、つい取り出して眺めてしまいます。残念なのは、全てフランス語で書かれている点です。
でも、イラストを眺めているだけでも、楽しくなること請け合いです。
購入したところで、声を掛けられました。この本の著者がここで働いているとのことで、サインを貰ってあげると言われました。
飛行機が好きな人がこの会社には多いのだなと嬉しくなります。
ページの中に、ネット販売の場所がありますが、この部分をブティックと呼ばせるあたり、お洒落な国フランスらしくて唸ってしまいました。
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