四角い客室の航空機ってどんなの

搭乗記


aa short360S

イギリスのショートブラザーズ社が製造していた双発のターボプロップ機でショート360型機がありました。

36人乗りで、胴体が四角い箱型形状の変った航空機です。機体前方に向かって、左から1-2の3列シートが12列とこじんまりしています。最後尾の右舷座席が2席ではなく、3席なのも面白い構造です。

この機体で、アメリカン航空のリージョナル路線を飛ぶアメリカンイーグルの、ボストン→ニューヨークJFKを飛びました。

登録番号N163DDのこの機体は、結構な俊足でした。往路に搭乗したトランプシャトルのラガーディア⇒ボストン間をボーイング727は54分で結んでいました。帰路は、更に遠い位置のJFK空港に到着ながら1時間8分というフライトタイムを記録しています。

機内の様子は、まさに四角い胴体そのままです。感じ方は、写真を見て判断頂ければ幸いです。 シートはブルーでシックなのですが、どちらかと言えば、落ち着かない客室です。慣れの問題だとは思いますが。

頭の中では、機内は丸いものとの先入観がありますので、それを四角いものと考えるのに、思考する脳が疲れてしまうような感覚です。

しかし、機外を見る分には普段の光景と同じです。右の座席に夕陽を浴びて、雲から出たり入ったりする様子が見えていました。高翼機の特性を活かして、外が良く見えます。

オレンジ色の街灯が最初は点々と、そのうち洪水のように整然と点灯するニューヨークの街並が映える大空港へ、小さな機体は滑り込んで行きました。

プロップ機が着陸して、減速の為にプロペラピッチを可変させる時の音が好きです。一段と高鳴るプロペラ音が、地上に戻った安堵感で満たしてくれるのです。

この機体のシートマップが残されていました。(右側)
aa eagle map
 



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