昔、欧州機で大西洋を越えた

国際航空路線


KLM B4


大西洋を越えるフライトを経験したことがありました。1981年のアムステルダムからアトランタへの就航初便です。

KL621便で使用されたボーイング747-206B(SUD)機体番号N1298Eは後にPH-BURになる機体です。

KLMのボーイング747は、機内もブルーでまとめられたシックな装いです。

大西洋越えの思い出は、快晴のニューヨークマンハッタン上空を高度1万メートルで飛行したことです。キャプテンからアナウンスがあると、お客さんのほぼ全員が、窓に張り付いて、その都会の絶景を堪能しました。

快晴の上空を北から南に向かって飛行していきます。

KL NYCs
 

画像では、ワールドトレードセンターの2棟のビルを確認することができます。

自由の女神像も目視できました。

その後、航空機は順調に飛行し、出発から8時間半後に着陸となりました。

着陸コースに乗って、新設になったアトランタ国際空港へまさにランディングの直前です。当時から既に島状になった複数のコンコースが完成していました。

上空から見る建物は近代的で、どこか別の星に行ったような気さえします。

ピープル・ムーバーと呼ばれる無人の車両が走っており、その近代さに目をみはったものです。

アトランタは、コカコーラの本社やアンダーグラウンドと呼ばれる地下の街が有名ですが、都心を離れると寂しいなというのが感想です。

KL ATLss
 

そのまま、大西洋を戻り、アムステルダム経由で帰国です。

マイルの無い時代に、このような距離のある旅程は珍しいのかも知れません。

座ってさえいれば航空機がとてつもなく遠い所へ連れて行ってくれるのだなあと感慨しきりな旅でした。

このKLMのフライトは35年経過した今でも同じ621便を名乗っており、機体はボーイング777-206ERまたは、エアバスA330-203が使用されています。

あの頃を思い出して、またこの航路を飛びたいものです。 

 

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