4年に一度の国際航空宇宙展ですので、まさに今
の三菱航空機「MRJ」の注目度は高いものがありました。
実は、前回2012年の名古屋で開催した同展にも行きました。
MRJのブースでは、当時もモックアップの展示がありました。
当時は、まだ設計段階。今はもう実機があるので、状況が違うとは言え、航空機の開発には気の遠くなる時間が掛かります。
この三菱重工のブースで、グループ広報の家近さんに話を聞くことができました。
年内に、飛行試験が開始され、3機の試験機が米国揃います。
来年早々、4機が揃って各種飛行試験プログラムが消化されます。
ANA塗装の5号機は日本に残って、他の性能試験を行うとのこと。
ずっと思うことではありますが、日本の航空ショーには飛行展示の無いのが不満です。将来、航空業界を目指す子供たちにとって、展示だけ見て夢を持てというのは、無理な話です。
私の場合は、1971年の航空自衛隊小牧基地で、アメリカ ブルーエンジェルスはファントムが飛んだ様子やハリアーが垂直離着陸した姿を見て、航空業界に憧れを抱きました。今は、そんな環境が少ないように思います。
4年に一度なら、民間機が飛ぶ空港を数日開放してもいいように思います。
来年は奇数年ですので、パリのルブルージェでエアショーが開催です。
話は戻り、MRJのエアショー飛行デビューの可能性を聞きました。
現在、条件が揃えばこのパリエアショー参加をしたいとのことで、家近さんが説明してくれました。
中身は外国製の部品が使われていても、インテグレーターとしての威信、権威をまとった機体は純国産のもの。
欧州の青空の下を優雅に飛ぶMRJの雄姿を期待したいものです。