過去の偉大なエアラインを思い起こすとパンアメリカン航空の名前が浮かびます。1991年に経営破綻したパンナムは、エアライン界に数々のTOPICSを残しました。そして今回、マイアミに新たな再起となるパンナム・グローバルが設立されました。
現在、コロナ禍の影響でマイアミオフィスは閉鎖されていますが、2020年年頭のビジョンでは、2021年末までにフルサービスキャリアとしてのサービスを再開する予定と伝えています。
©Panam Global 275人乗りのBoeing747-400
新しいパンナムは、社長にMr. Gene Tatumが就任しています。エクアドルで営業を終了したTAME航空の資産を引き継ぎ、エアバスA320と国際線用にKLMで使用したボーイング747-400コンビを導入して就航の予定です。
TOPのTatum氏の素性が不明ですし、機材は世間で退役に進むボーイング747-400コンビでは、心もとない戦略です。資金調達手法が不明なこともあり、コロナ禍の中では、厳しい運営を強いられます。偉大なエアラインの再開だけに名前をけがさず、机上の空論で終わらないことを期待しています。