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今年、2月7日に米国フロンティア航空が、同スピリット航空と合併すると発表しました。この様子は当ブログでも取り上げた内容です。2か月あまり経った4月5日、今度はジェットブルーが更に50%以上の好条件でスピリット航空を買収すると発表しました。ジェットブルーはスピリット航空の1株に33ドルの評価をつけ、全体で36億ドルの価値をもたらします。
買収側のフロンティア航空とジェットブルーを比べると、前者は有償旅客キロ(RPK)全米9位で後者は全米7位ですので、合併後の規模はフロンティア航空と合併するよりも大きくなります。全米5位のアラスカ航空を大幅に超え、全米4位のサウスウェスト航空の規模に迫ることになり、米国エアライン界にBIG5の登場となります。
「顧客は低料金と素晴らしい体験のどちらかを選択する必要はありません。JetBlueは両方を利用できることを示しています」とJetBlueのCEOであるRobin Hayesは述べており、消費者は低運賃とサービスの両方を手に入れることができると訴えます。
米国らしいオープンな企業買収提案で、消費者を巻き込みこの先どのような動きになるのか興味が尽きません。