
小日向神社境内に通じる入口に案内ポスターが出迎えます
ブルーインパルスを応援する民間ファンサイト「ブルーインパルスファンネット」をご存知でしょうか。2005年に設立され、今年で20周年を迎えるこのサイトは、HPをベ-スにFacebookとXで発信しています。Facebookの登録者数は約6.2万人に上ります。
4人の運営メンバーで構成されており、調査研究部会の一人である藤吉隆雄さんが、東京都文京区にある「小日向神社」で「STS研究写真展」というイベントを開催しました。

境内での写真展示の様子です
科学社会学とブルーインパルス
この写真展では、科学社会学の観点からブルーインパルスが社会に与える影響を研究し、来場者の声を集める展示が行われました。開催期間の7月4日~6日のうち5日には、七四忌飛行安全祈願とそれに続く直会(なおらい)が執り行われ、ファンが集まりました。
小日向神社の宮司は、自衛隊の神社として知られる東郷神社で修行された経験があり、ブルーインパルスへの理解が深いことから、昨年に引き続き今回で2回目の開催となりました。今後も毎年、安全祈願は継続される予定です。

小日向神社宮司による航空安全祈願
神社が交流の場に
青空のもと、境内にブルーインパルスの写真が飾られた神社は、新たな集客方法を示す楽しいイベントとなりました。写真展のそばには、相川さん個人のブルーインパルスタクシーが展示され、藤吉さん持ち込み書籍が並ぶミニ図書館のテーブルを囲んで、ビールやおつまみを片手に歓談する時間は参加者にとって貴重なものでした。
同神社の御朱印もブルーインパルスのデザインされたものが期間限定で発売されており、入手できます。

相川さんの個人ブルーインパルスタクシー
元パイロットも参加した「同窓会」
会場には、1996年から1999年までT4ブルーでフライトしたパイロットの元6番機、安藤浩さんと元2番機、阿蘇晋一さん、そして整備員の星武さんや藤木一志さんも顔を見せるなど、まさにブルーインパルスの同窓会のような様相を呈し、会場は一時騒然となるほどの盛り上がりを見せました。

左から2番め整備員藤木一志さん、右へ元2番機阿蘇普一さん、藤吉さん、元6番機安藤浩さん、一番右は整備員星武さん
ファンネット代表の今村義幸さんは、「ブルーインパルスの活動が藤吉さんの手で論文になり、ブルーインパルス博士を排出するのが計画です」と話していました。

ミニ図書館の前での藤吉さん