伊丹空港が身近な場所であることは以前このブログにも書きました。
ターミナルビルに航空教室があって、そこで売られていた絵葉書を探していると・・。
年末年始に実家へ行き、大掃除をするなど平凡な出来事です。その普段の出来事が特別な日に変りました。伊丹空港の絵葉書と、展望デッキ・航空教室への入場券半券が出て来たのです。まさに探していたものが見付かりました。自分でも購入した事を忘れていたので、喜びはひとしおです。
そこには紛れも無い当時の風景がのこされていました。
絵葉書は、たかだか10×15㎝のものですが、多くの情報が詰め込まれています。収集物としては、薄く、軽いので多くあっても収納には困りません。
たかだかこの紙一枚に一喜一憂できる自分のいることが嬉しいと思う事しきり。
その絵葉書は、四分割になっていて、屋上には展示されていた三菱MU-2が写っています。集う人達の服装が当時の生活を偲ばせます。
日除けの傘が、今どきはやらないカラフルさで、デパートの屋上を思わせます。
記憶にエンジンとYS-11のコックピットは残されていましたが、全日空旧塗装のボーイング727機内モックアップは覚えがありません。おぼろげながら
JALのボーイング747だったようにも思います。どなたかご記憶の方はいらっしゃらないでしょうか。
絵葉書の解説をそのまま引用します。「写真左上は空港ビル屋上遊園地の一部。下は航空教室の内部。屋上にはこのほかレストランや売店が沢山あって楽しいふんいきにみちあふれている。」・・・原文のまま。
雰囲気という文字がひらがなで優しげに響き、「みちあふれている」などなかなか書けるものではないと大いに感心しました。
入場料が小人30円なのも何か微笑ましいですね。
遊園地というほどの遊具はありませんでしたが、何度も足を通わせた場所が目の前に浮かび、心がほんわかする思いです。
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