アメリカのメガキャリア
アメリカン航空 1951年のタイムテーブルが見付かりました。
少しカビ臭い、厚みのある二つ折りの時刻表を手にとってみると、面白い発見があります。
まずは、気になる機材です。機材の載っていない時刻表なんてと思ってしまう人種ですので、まず目が行きます。1947年に初就航を果たしたダグラスDC–6は最終的に700機を越える受注のあったベストセラー機です。
この時代、アメリカン航空のアメリカ大陸を横断する主力路線にはこの機体しか運航されていなかったようです。
DC-6 FLAG
SHIPとDC-6 AIR COACHというサービスの違いで名称を分けていたような記載があります。
AIR COACHは、タイムテーブル上ハイライトで目立つ表示がされ主力輸送サービスであることが判ります。
ニューヨークを午前10時に出発したAA601便は途中シカゴを経由して午後6時45分にロスアンゼルスに到着します。
ジェット旅客機では6時間弱で到着するこの区間を、途中降機があるものの、11時間45分という長い時間を掛けて大陸横断していたのですね。
また、ニューヨークからは午前8時から午後6時まで、毎正時にシカゴに向けてのフライトを飛ばしていることがわかります。
このように、海外のコンベンションで見付けた古い時刻表を見ているとレシプロ機の爆音が聞こえて来そうで楽しいです。
今回訪問するフランクフルトでも、昔を教えてくれるエアライングッズが見つかりますように。
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