カナダ西部を飛ぶ小ぶりなエアライン

搭乗記

pw737

アメリカのエアライン名は時として紛らわしい。

どの辺りに路線を持っているか解る様に社名を決めることが多くなります。

方角が社名になるので、航空会社数に対して、方角の呼称は最大でも16ですので、紛らわしくなる訳です。


パシフィック・ウェスタン航空は、カナダのリッチモンドを拠点としカナダ西部に多くの路線がある航空会社です。

バンクーバーとウィニペクにハブがありました。

アメリカのコロラドスプリングスを拠点とするウェスタン・パシフィック航空と名前がそっくりです。


1946年に設立され、世界中にチャーター便を運航していた時期もあります。


このエアラインに1980年夏、シアトル→バンクーバーでボーイング737-200に搭乗しています。便名を記録しており、PW351便だったことが解りました。

フライトタイムは、26分。                 200kmそこそこの移動でした。

同社の西南端の路線です。


1987年にカナダ太平洋航空(Canadian Pacific Air Lines)に買収されましたが、そのCPエアも同時期、カナディアン航空に改称され、2001年にはエアカナダに合併してしまうという複雑な運命を辿る事になります。


カナダの航空自由化は、アメリカより遅くスタートした代わりに、テンポも早かったのです。


搭乗自体の感想は、記憶に残っていないのですが、安全のしおりと路線図が残されており、雰囲気は伝わると思います。


搭乗直前に、タラップに昇る前の様子の写真がのこされています。

この瞬間は、いつになっても気持ちがたかぶります。


一般の旅行者が嫌うバス案内でも、その先にタラップの存在があれば自分にとっては嬉しい事です。

バスはなるべく遅めに降りて、お客さんが滞留している間に目立たないように動いて写真を撮るのがいいですね。


コックピットウィンドウの下にカナダの国旗があり、見慣れているデザインながら心が浮き立ったことを覚えています。

 

 

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