1947年に操業開始したリーブアリューシャン航空(RAA)はアンカレッジを拠点とするアラスカの人々の足となっていたエアラインです。
NAMC YS-11を含めロッキードエレクトラとボーイング727-100を合わせて9機所有していましたが、2000年に営業停止しました。
そのRAAの貴重なパンフレットがあります。
アラスカでは、人員輸送と共に物資輸送も貴重なビジネスです。
生活に必要な食品や日用品など、冬の閉ざされた陸路では輸送できないものを空路輸送するのです。
両方のニーズをかなえる為に、ボーイング727-100C型機を導入していました。Cは互換性のあるという意味のCompatibleから来ています。
旅客数 貨物パレット数
パターン1 110 0
パターン2 66 2
パターン3 56 3
パターン4 48 4
パターン5 0 7
という5つの組み合わせで飛んでいたようです。
組み合わせ表には出てこないのですが、オールカーゴになった場合でも9席の座席が用意されていたのは、貨物アテンダント用なのでしょうか。このようなどうでもいいようなことが気になってしまいます。
カラーリングも洗練されている訳ではありません。
どことなく無骨な、職人のようないでたちの航空機が愛おしいと思います。
1980年代後半のアンカレッジ空港で多くのローカルエアラインに交じって無造作にという形で駐機していた姿がよみがえります。
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