昨今のエアライン情勢を見ると、中東勢にターキッシュ(以下TK)を含めた4社の躍進が目覚しい事に異論は無いでしょう。
事前にブログでも告知しましたが、TKへの搭乗機会に恵まれましたのでご紹介します。
エアラインサービスランキングでの上位進出は中東勢のものかと思っていましたが、その波はTKにも来ています。
イギリスの調査会社のSKYTRAXによると2013年に9位なのが、最新の2014年調査では5位に伸びています。
日本で認知されたエアライン調査はエイビーロードですが、その結果でも2013年、2014年ともに4位という高評価です。2012年調査では10位圏外でもあり、最近特に順位を伸ばしている事が解ります。
現在、日本へは成田にダブルデイリー、関西へはデイリーで乗り入れており、成田は昼間、夜間便で機材が変わると言う飛行機好きには両方お試し可能なところが嬉しいスケジュールです。
成田発のエコノミークラスで搭乗するのですが、予約が進むとさすがにGW期間中で夜間便に就航するボーイング777-300ERは満席でした。そこで、昼間便のエアバスA330となった訳です。
TKへのエアバスA330導入は、2005年から始まりました。
2002年製造の他社からの導入機が2機ありますので、これを含め2009年以前の機体が15機と全体で38機のうちの4割と解ります。
6割が2010年以降導入ですので、機齢の若い新しい機材が増えていることになります。
チェックインはウェブで24時間前から可能です。これを済ませていれば、チェックインカウンターの行列に並ばなくても良く、バゲージドロップの短い列で済むのは便利です。
TK51便は50分前から搭乗開始になりました。 ボーディングブリッジで機内へ向かう途中にテーブルがあり、新聞各紙が置いてあります。日系一般紙4紙とスポーツ紙が3紙あるところが嬉しい。
IFEの設置が進む現在では、上級クラス以外ではこのサービスが廃止になるケースが多いので喜んで機内に持ち込みます。
機内に進むと、各シートには枕、ブランケット、スリッパとイヤホンが用意されていました。数量限定で早い者勝ちということではありません。
ターコイズブルーの鮮やかな色彩のシートカラーも珍しい。安らぎの空間は、渋い色からだけ作られる訳ではないのですね。
ヘッドレスト部分の色が3色あるのも面白い発見です。
座席に落ち着いてみると、リクライニングともう一つのボタンが肘掛にあります。使ってみると、腰にあたる部分がせり出して来る事が解りました。
前方の座席下には、簡易ですがフットレストが装備されているので、好みで下して使えます。
定刻に出発した機体は34R滑走路を離陸し、一路新潟方面の日本海を目指します。 今では絶滅危惧種となった布おしぼりが配られるのも昔の航空旅行を思い出して嬉しくなります。
トルコのスイーツ「ロクム」がTKのロゴの入った紙に包まれて出てくるのも定番のようですが、嬉しい配慮です。この控えめな甘さが食欲を誘うのではないでしょうか。
アメニティが配られるのも、エコノミーでは珍しい。更には、食事メニューもあるのには、驚かされました。アメニティの往路はペンケースのようなバッグに入り、復路ではデザインの奇抜な缶に入っています。アイマスク・イヤープラグ・歯ブラシ・靴下・リップバームと充実しています。
全員にペットボトルの水が配られるのもいい配慮だと思います。
コメント
いつもありがとうございます。
躍進中のエアラインは凄いですね。
記憶に残るフライトでした。
コレクターさんの話は次ですよ。