ターキッシュ エアラインズ搭乗記 いよいよ食事になる(後編)

エアバス


TURKISH 522S


 出発前のイスタンブール空港 沖留めスポットにて 新しい機体です

一回目の食事のランチは、チキンとフィッシュのチョイスでした。


チキンは大振りでおおきなトマトが添えられています。

サラダにサーモンとチーズの付け合せ、デザートがセットされています。

ドレッシングもエクストラバージンオイルにレモンが入ったものが別添えされています。


フィッシュは、和食でさばのフライでした。小振りのものですが、しっかり味が出ています。がんもとニンジンに加えて幕の内弁当でお馴染みの俵ごはんが付きます。

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 往路のフィッシュです 上にあるチューブはドレッシングです


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 復路のチキンです

  

大事な食事の情報(笑)ですので、復路も書いておきます。

ランチは鶏胸肉のグリルかリガトーニ(ショートパスタ)の選択です。

到着前の朝食は、スクランブルエッグ・ターキーハムとチーズのトーストでした。

ドリンクはアルコールではウィスキー・ジン・ウォッカ・ラキ(トルコの蒸留酒)とビール2種類(TuborgとEfes Pilsen)があります。



 

メニューにも記載があるのですが、スナックとしてサンドイッチとケーキに加え往路にはおにぎり、復路ではトルコベーグルが飲み物と共にいつでも用意されると書かれています。これは、乗務員が何度も機内を廻らなくても、お好きな時にギャレーへ来て飲食してくださいねという配慮で、乗務員の負担も減るので一石二鳥ですね。


 

これらのメニューは、オーストリア航空で好評のグルメエンターテイメント会社のDO&COがプロデュースしています。

食事をエンターテイメントと捉えているのが素晴らしく、シェフが搭乗しており、ビジネスクラスでのサーブを行うというのもユニークです。


エコノミーでも、シェフが後方ギャレーに物を取りに行く場面に遭遇しますので、いつかはビジネスと考える顧客へのアピールにもなりますね。


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  エコノミーなのに、呼び止めてシェフの一人を撮らせて貰いました
   IFEの画面の大きさにも注目です


TKは機内エンターテイメントにも定評があるのですが、2005年の往路機と2013年導入の復路機を比較するとさすがに進化が見られます。旧式では映画の日本語吹き替えはどの作品か解り難かったものが、新しいものでは、画面も大きくIFEの最初の設定から日本語を選べるので、作品数も増えて使い勝手は高いことが解ります。USBも各画面脇に全席装着されているのも安心です。


また、航路の解るフライトインフォメーション画面は良く見かけますが、カメラという選択もあり、前方と下方の選択で、外の景色を堪能できるのは、航空ファンでなくても嬉しいものです。

往復共に、免税品の販売はありませんでした。

シートポケットに案内はあるので、WEBで注文できるのかも知れません。

この部分は確認漏れですので、間違っていたらすみません。

到着前で二回目の軽食は、焼肉がサーブされます。

ロングフライトでの二回目はボリュームの減る事が多いのですが、そうではなく、鉢の数がサラダとデザートになるだけで、一品少ないだけということが解りました。

お手洗いには、ナチュラルオリーブオイルを使ったハンドソープとレモンを配合したオーデコロンが花と共にさりげなく置かれていました。


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  ラバトリーも綺麗に見えるでしょ

乗務員は実に良く動いています。TKのロゴが大きく入った赤いカートを何度も往復させる体力は敬服します。配る物も多いので、最初に座席にセットされる物以外は手で配る訳ですから大変です。笑顔も多く、気持ちのいい時間を過ごせました。日本人客室乗務員のいない事は賛否あるでしょうが、復路では早口の日本語を話すトルコ人乗務員が一生懸命アナウンスをしていました。



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 笑顔が素敵な往路のエコノミー担当乗務員さん


エアラインだけの努力では何ともし難い部分にも触れなくてはなりません。

TKだけではなく、LCCも含めた航空需要の急激な伸張に空港が対応できていない懸念があります。


往路での経験ですが、定刻の1時間前にはイスタンブール上空に来ていたのですが、機長のアナウンスにもあった通り、滑走路の混雑で着陸が遅くなるというアナウンスが2回ありました。


IFEで航路が示されるので、不安は無いのですが、1時間近い上空待機は急ぐ人には辛いと思います。


それでも、時刻表上の定刻より5分程度の遅れしか出ていないということは、時刻設定は遅れを見越しているのかも知れません。

事実、空港は飽和状態で、5年以内に現在のアタチュルク空港が閉鎖となり新空港へ移転するという情報をその後の滞在中に聞きました。

これが9,700㌔にも及ぶ往路12時間半、復路10時間40分のフライトの全貌です。飛行データは刻々変わるものの、高度12,000mを850㌔のスピード前後で飛行することが多かったです。ウラジオストック・ハルビン・モスクワ・キエフ上空付近を飛行するルートでした。

総括的には、評判以上のサービスレベルの高いエアラインでした。

これが誇張でないのは、このブログを読んで頂ければお判り頂けるのではないかと思います。


リピートしてみたいエアラインになりましたし、機会があればシェフのサーブで食事のできるビジネスクラスのサービスを経験してみたいものです。


  

コメント

  1. WASG・Sano より:

    毎回、楽しく読ませてもらっています!
    無理せず、無茶せず、末長く頑張ってください~♪

  2. あびあんうぃんぐ より:

    コメントありがとうございます。末長くが一番の難関です。低空飛行ですが、飛び続けたいと思っています。

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