映画で重要な役割を果たす航空機

ターキッシュ エアラインズ


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 「海難1890」映画の続きです。

この映画は、航空が主題ではありません。

しかし、エアラインが重要なキーワードになっているのは間違いありません。

異国のエアラインがもたらした感動の物語なのです。

イラン・イラク戦争時の緊急避難が必要になったテヘランで帰国を待つ人々は、みな自国機で飛び立って行きます。最後まで残されたのが、日本人とトルコの人々でした。

この描写で、欧州のいくつかのエアラインの飛び立つ様子が映し出されます。

自分でも不思議なのですが、当然判別できるはずの機種さえも頭に残っていません。 それほど、頭の中は「トルコ航空機が日本人を助けた」事実に感動し、思考能力を一時マヒさせていたのかも知れません。

救援機が今はもう飛んでいないDC-10の初期の10型であることもわかります。今とは違う塗装が30年の時間を感じさせます。

映画のチラシで「NPO法人エルトゥールルが世界を救う」という団体の存在を知りました。そのWEBサイトには、実際に救援機に助けられた方の記録が残されています。

機体がトルコの国境に入った時に、機長が「Welcome to Turky」とアナウンスを行い拍手喝さいになったとのこと。

素晴らしい史実に触れて、平和の重要性を再認識した映画でした。

エアラインのネットワークが人々の絆を深める役割を担うことを改めて考える機会となりました。

この映画だけでなく、この歴史の一こまが日本とトルコだけでなく世界平和に寄与することと思っています。

目頭が熱くなり、また爽やかな印象の残る映画でした。

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 映画ブックレットの中から

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