例年エアライン・コンベンションは空港の近くで開催されますので、ランプツアーは定番になっています。
911アメリカ同時多発テロ以降、保安の強化により一般人の制限区域への立入りは以前にも増して難しいものがあります。それを関係者の尽力で克服し、例年開催しています。事前にIDやパスポートデータの提出は必須です。
アメリカでスクールバスに使われている黄色い大型バスがホテルに横付けされました。エアコンの無い車両ですが、窓半分が最初から開放されていますので、撮影にはうってつけです。
6月のアトランタは30℃を越える気温ですが、撮影環境を優先してくれた主催者に感謝しています。
バスは、空港南側の貨物地区から制限区域に入ります。
午後の比較的ゆったりとした時間帯でしたので、駐機する貨物機はキャセイ航空のボーイング747-867Fのみでした。
最初からいきなり下車の許可が出ます。 小高い丘に赤い空港監視レーダーがあり、そこに向かって歩いて登って行きます。見晴らしのいいその場所で、撮影することができました。南側滑走路の3本が見えます。
その丘の横には、WELCOME TO
ATLANTAの文字がありました。
デルタ機が7割という環境ですが、同社のナロー機はボーイング757以外を日本では見る事ができませんので、新鮮に思えます。
バスに乗った一行が向かったのは、北側のランプ地区です。ターミナルビルとコンコースを近くに望むと、それぞれグラウンドコントロール用のデルタ航空自社管制塔が設置されている事が解ります。
ここでは、三大エアラインの一角を成すアメリカンやユナイテッド航空も少数派です。比較的多い便数を持つのが、尾翼に動物の絵を描いたフロンティア航空と、サウスウェスト航空、格安のSPILIT航空です。
宿泊するルネッサンス・コンコースホテルの前を通り、北側貨物地区に向かいます。
UPSのMD-11Fが駐機していますし、間もなく退役のフェデックスMD-10-10FやA300F4-605Rも最後の雄姿を見せています。DHLのボーイング767Fも派手なカラーを披露していました。
バスは、そのままデルタ航空の格納庫を通り、国際線ターミナルビルの近くを通って行きます。国際線では、エールフランスのボーイング777-228ER、ヴァージンアトランティックのエアバスA330-343を見ることができました。
途中、ボーイング757のトーイング風景に出合いました。
トーイングトラクターの運転と、トーバーの操作共に女性という場面です。
もう日本でも当たり前の光景かも知れません。これをランプで間近に見る事ができて、とても頼もしく感じられました。
地上目線での発見が多い、楽しいツアーでした。
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