関空から北欧に飛んだとき

ボーイング


skb6

 関西空港開港の3年後のある日、今は無きルートでKIXからコペンハーゲンCPHへスカンジナビア航空(SAS)に乗りました。

当時は、長距離便の主力機の一つでボーイング767-300ERがその長い11時間を越えるルートに飛んでいました。

現在の塗装のトレンドを先取りするかのような、白い機体です。前方下部に北欧三国の国旗をモチーフにした6本のラインを巻いたデザインはお洒落でした。

LN-RCD機に乗り込みますとビジネスクラスでは、リクライニングの青くゆったりとしたファブリックのシートが並んでいます。 

自分の予約はビジネスですので、2-2-2の窓際を押さえていました。

エコノミーでも2-3-2の配列ですので、さほどゆったりはしていません。

機内に足を踏み入れて、自分の座席番号を探すのですが、座ることのできない事が判明しました。 何と、前席が大きく倒れていて自分の座るべき座席はあるものの、足を踏み入れるスペースも無い状態でした。

SASでは、ビジネスクラスに追加料金を払うと、シートピッチが更に広くてベッドのようになるスリーパーサービスがありました。今のフルフラットシートの先駆けのようなものが存在したのです。

乗務員に聞くと、スリーパーの予約状況によって、出発地のコペンハーゲンでシートピッチを調整して飛んでくるようでした。

今日は予約が少ないのでどこに座ってもいいですよ、との案内があったものの、釈然としない状態での出発になりました。

又、どの座席に座っても、窓がかすれていて外が見えにくい状態でした。

火山灰が付着した傷で視界がさえぎられているような感じです。

空いている窓側を探したのですが、どこも同じ様子です。

追い討ちを掛けて、エンジンの調子を見るとの事で1時間弱遅れています。

航空旅行が好きなので、機内では色々楽しむタイプですが、この時ばかりはブルーな状況でした。

機内食は、当時としては珍しいコックのサーバントスタイルでサーブされます。

食事は美味しかったので、少しづつ元気になって行きます。

夕刻の到着後は、乗り継ぎでヨーロッパの他の国へ予約があります。

コンパクトな空港を売りにするコペンハーゲン空港では、1時間の乗継時間は充分です。

それでも予約便を逃すと、遅い時間になってしまいます。

私は、笑顔を作りながら乗務員に急いでねっと頼んでいました。

キャプテンも家が遠いから早く着きたいと思うよなんて会話をしながら。

実際の到着は定刻に戻っており、スムーズに乗り継げたことで気分は晴れていました。

 

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