同級生の父親が日本航空勤務でした。飛行機に興味が出てきた頃、彼を捕まえては、仕事の内容を聞き出したものです。どうやら、国際線に関する業務のようでした。
テレビ「兼高かおる世界の旅」の範囲でしか知りえないその時代の海外は、夢の世界。
ある日、彼は父親の転勤でドイツに転校して行きました。
どんな所だ・・・にわかに社会の授業は「ドイツ」を学ぶこととなりました。
色んなきっかけで、世界は広がるものです。
その後、好きな航空機への情熱を向ける先として、文化祭を思い付きました。
クラスを代表する展示を自分のアイデアで実現するので、中途半端では終われません。展示物を借りる為に、日本航空のドアを叩いたのは大阪空港支店の広報係でした。要望を実現するのに、実に親身になって助けて貰いました。
会場に華を添える、ボーイング747ジャンボの50分の1サイズ大型模型を貸し出して頂いたり、各国の旅行ポスターで世界紀行をしたいとか、世界クイズ紀行の問題作成協力というリクエストにも応えて貰いました。
当時、国際線は日本航空だけの運航でした。世界はまだ遠く、近付き難いイメージだったのですが、とても気さくに実に優しく応対頂いた印象が強いです。
独りよがりの展示だったかも知れません。
でも、開催したのは事実であり、密かな自慢です。
コメント