ジャンボ退役の続きは初便の思い出をもう一度

ボーイング


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ジャンボ退役の記事から間が空いてしまいました。後編です。
個人的には1979年のスーパージャンボ ボーイング747SR初便の様子を思い出していました。

前日、大阪からやって来ると、羽田空港展望デッキで新制服をまとった客室乗務員が記念撮影する集団に出会っていました。 

1979年1月25日の全日空51便JA8133は朝日の中にその姿を見せていました。ボーディングブリッジはありません。出発ゲートのガラス越しにセレモニーの様子が見てとれます。ターミナルビル一階のバスゲートとなる場所から、歩いて機体に向かいます。

このシチュエーションだといやが上にも気分は高揚します。

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多くの人を乗せるという意味の500(人)の数字をかたどったアーチをくぐって、タラップを昇ります。有名人になったつもりで最上段から振り返ってみました。

多くの人が、この輪を通る姿を上から眺めることができました。手を振る相手のいないのが寂しく思えましたが、それも一瞬のことで、新しい機体に胸が弾みます。

ジャンボの中でもお気に入りの座席の20Aが割り当てられていました。

丁度、主翼の前方で、少し後ろを向くとピンと伸びた翼にエンジンが良く見えるのです。 


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二つのフライトを比べてみると、初便の方が華やかなイメージがあるものの、実は落ち着いていました。

機内を歩き回る人はほんの一握り、アッパーデッキもスーパーシートに座るビジネスマンで静かでした。のちにANAの役員に就任された山内純子さんが乗務されていました。

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 アッパーデッキには本宮ひろ志の「俺の空」を読む人が・・


実は、この初便は、千歳空港の天候不良で羽田空港に戻って来たのでした。

この時のことは、当ブログで紹介済みですので、宜しければご覧下さい。 

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