アメリカン航空 大陸横断専用機A321Tに乗る (前編)

アメリカン航空


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アメリカ大陸横断便のフライトは、昔から特別感を持っています。

MGMグランドエアへの搭乗以降、いつもとは違う何かを感じます。

1987年1月にはTWA(Trans World Airline)の

TW008のロッキードL-1011トライスターに乗っています。

赤い尾翼が青い空に良く映えるなという印象が残ります。

時差のある乗継便で、寝てばかりいたのが悔やまれます。

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今回の同区間への搭乗は今年の春のこと。

ロサンゼルス国際空港は、いつもの青い空でした。

14時半に出発となるAA32便はアメリカン航空の専用ターミナル4のボーディングブリッジから出発です。

ウィングレットの付いたスマートな機体を持つ大陸横断専用機エアバスA321T(Tは大陸横断を意味するTranscontinentalの意味)が待っています。

ファーストクラスの1Aが今日の座席。ナローボディの機材で1-1のコンフィギュレーションは初めての利用です。

ジャンボジェットのアッパーデッキとも違う、今までに無い客室の様子です。

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機窓には想い出の場所が見えていました。

MGMグランドエアでJFKから到着したインペリアルターミナルと呼ばれていた現在の貨物地区方面です。四半世紀の時を経て、最新鋭機での5時間越えの旅が始まります。

おしぼりサービスがあるのも、忘れかけた昔の空の旅の優雅さを思い起こさせてくれます。ウェルカムシャンペンと陶器の皿でのナッツのサービスがあり、メニューが配られました。
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滑走路25Rから離陸すると地上で見えていたインペリアルターミナルが再度、視界に入りました。この場所は、博物館になっています。

機体はすぐに、太平洋に出ます。

午後の光を浴びて、ウィングレットは光り輝いていました。

後編に続く
 

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