復路の大韓航空のプレステージクラスは、アッパーデッキに2-2で並び、左に5列、右に6列の計22人が乗るコスモスイートになっています。
往路のルフトハンザ便の7割弱のキャパシティーでしかありません。
トイレは、右前方に2箇所。ギャレーは同じく後方に装備されます。
座席は、パーテションで仕切られていますので、隣席は全く気になりません。
窓側に座っても、ヘリンボーンのように身体が斜めになって外が見難いということもありません。ルフトハンザでも余裕を感じた居住スペースが更に広くなっていました。
特に、今回アサインした18番のシートは、非常口が前にある為に、目線では前席のパーテション部分が遠くに見えるので、とても広々と感じます。
隣席とは完全に遮断されており、窓側でも隣の座席と前後間隔があって専用の通路で手洗いに立てます。スイートと名付けるだけのことはあります。
夕食のスタートは、プロシュートハムにドライトマトが添えられたアペリティフから。前菜にはサーモンとイワナのテリーヌと季節の野菜が出て来ます。
メインに洋食を選ぶと、ローストビーフにハーブバターソースで仕上げた品が地中海風のトマトスープと共に運ばれます。
そしてチーズの盛り合わせにパッションフルーツ入りヌガームースがサーブされました。
個人的見解ですが、今回の同一機材のフライトは、大韓航空の勝ち。経由便であっても乗る価値はあると思います。
12時間は長いのですが、食べる、寝る、エンターテイメントを楽しむという機内での過ごし方をそれぞれゆったり配分し経験できるので、好ましい時間です。
欧州行きは、時差ぼけも少ないので辛くなりません。
アッパーデッキの窓から後方に主翼のしなり具合と鳥の羽根のような翼端がしなやかに見えて、この貴重な次世代ジャンボがずっと飛んでいてくれることを願う気持ちが強くなりました。