パリ エアショーレポート 「ボーイング737MAX9」

エアショー


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ボーイング機で唯一飛行展示を実施するのは、737Max9。

初飛行をこの4月13日に経験したばかりの機体です。

シリーズ3機種目にして最大。この機体がお披露目されたエアショー会期中に更に大型のMax10のローンチが発表され、シリーズの空白となる230席クラスを埋めます。 

機内は随所に「Experimental=試験機」の表示があり、ものものしい様子。
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コックピットには中央部オートパイロット計器の上に検査用機器を搭載しています。

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座席は試験機器用コンソールに向かうもののみ。

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CFM InternationalのLEAP-1Bエンジンが翼の下に大きく釣り下がっています。 


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ボーイングの飛行展示は、ロケットテイクオフと言われる凄まじい角度の離陸。

通常15度で引き上げられる機首を倍の30度に持ち上げます。

離陸時は、まだスピードが乗っていない段階ですので、不用意な引き起しは失速で危険なのですが、さすがにテストパイロットは無難に操縦します。

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パリの青空の下で、翼端にきらきらとアドバンスト・テクノロジー・ウィングレット輝かせ、華麗に舞っていました。


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